幸せとは何か?大きな幸せと小さな幸せ 目を向けるべきは?

幸せとは何でしょうか?

人それぞれ幸せの価値観は違うと思いますし、大きな幸せもあると思いますが、

身近なところにもたくさんの小さな幸せがあると思いますし、

個人的にはそうした小さな幸せの方が大切だと思います。

ここでは幸せとは何か?というテーマで考えていきたいと思います。

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幸せとは何か?大きな幸せについて


(出典「photoAC」)

まず幸せな状態について考えていきたいと思いますが、

嫌なこと、不都合なことがなく、自分にとって良い状況になっていて、

そのことによって自分自身が喜びを感じる状態。

それが幸せな状態だと言えると思います。

また人によって望むことにも違いがあると思います。

例えば大金持ちになることが幸せだと思うかもしれませんし、

有名になることや異性にモテることも幸せなことかもしれません。

様々な情報が流れてくる中で、他の人の環境を見る機会が多くなると、

ああなりたいと思うこともあるかもしれません。

もちろん、自分自身がそうなれるかもしれませんので、

そうした目標や夢を持っても良いと思いますが、

現実的には全ての人がそうなれるわけではありませんし、そうなれる人は一部の人たちだと思います。

大きな幸せにはマイナス面も?


(出典「photoAC」)

またうがった見方になるかもしれませんが、

お金は生活に必要なものですが、大金があればそれを失う不安があるかもしれませんし、

有名になればそれだけ私生活にも注目されることもあると思いますし、

異性にモテても自分勝手な行動をしていれば、いつか修羅場が訪れてしまうと思います。

そうした人たちもあまりマイナス面を表に出さないので分からないかもしれませんが、

そうした望みが叶ったとしても、どこかにマイナス面があるかもしれませんし、

良い状態を維持するために、大きなプレッシャーもあるのかもしれません。

また人は慣れる動物だとも思います。

望みが叶ってそれが普通の状態になってしまえば、また新たな望みを持つかもしれません。

そういえば歴史には主に権力者のことが描かれていますが、

そこには時に横暴に、時に怠惰に過ごす権力者の姿が描かれてもいます。

ただそれは権力者だけではなくて、何をしても許される環境になれば、

誰でもそうなってしまうのかもしれません。

何を言いたいのかといえば、歴史に描かれた権力者の姿を考えると、

タガが外れてしまえば人間の欲望には限りが無いようにも思えますし、

何らかの制限があって、人間としてはちょうど良いのかもしれません。

(最近では何か悪さをしてもネットでそのことが広がりやすい環境になりましたので、

 権力者でも特に先進国の権力者の場合、何でも許される環境ということではなくなっているとは思いますが。)

また自分の望むものや状況が手に入らなければ、他の人を憎んだり妬んだりしてしまうかもしれません。

幸せを望みながらも、もしも憎しみや妬みが心を支配してしまうことがあるのなら、

それは幸せな状態ではないようにも思います。

欲望を満たすこと。

それは必要なことですが、そのことだけを幸せだと考えていれば、

それが満たされなければ憎しみや妬みが心を支配するかもしれませんし、

満たされたとしても人間の欲望は際限なくどこまでも広がってしまうと思います。

そう考えると欲望を満たすことだけを幸せだと考えることには疑問があります。

また幸せは何らかの型にはまったものでもないと思いますし、

小さな幸せならいつもの生活の中に存在しているように思いますが、

そうした小さな幸せをキャッチできる感覚を研ぎ澄ませることの方が、

人生にとっては大切なことのように思います。


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良いことと悪いことが交互に起こる人生


(出典「photoAC」)

また人生を長い目で見れば、幸せなことばかりが続くということは難しく、

自分にとっても都合の悪いことも起こるのが人生で、

おそらく幸せなことと悪いことの割合は、誰でも変わらないのかもしれません。

そういえば「人間万事塞翁が馬(じんかん・ばんじさいおうがうま)」と言います。

これはあるおじいさんの話ですが、

馬が逃げるとその馬が他の良い馬を連れてきますが、

ただその馬に乗った息子が足を折ることになり、しかしそのことで息子が戦争に行かずに済んだ、

という話で、人生の幸や不幸はどうなるか分からないという話になります。

幸せそうに見える状況もそれがいつまでも長続きすることはありませんし、

その状況が後々悪いことを引き起こすこともあれば、

悪い状況に思えることが福となることがあるという教訓なのかもしれませんし、

個人的にはあまり心を揺らさないことの大切さを物語っている話にも思えます。

幸せを手に入れたとしても、そのことで調子に乗っていれば他の人に嫌がられるかもしれませんし、

逆に悪いことが起こっても、それが将来の喜びを大きくする面があるのかもしれません。

先ほども少し触れましたが人間には慣れがありますし、いつも幸せな状態が続いてそのことが普通になれば、

これまで幸せだと思っていたことでも人は満足できなくなるように思いますし、

苦しい状況があるからこそ、喜びが大きくなる面もあると思います。

(苦しみについて書いた記事はこちらです。)

そう考えると良い状況や悪い状況に対して、あまり心を動かし「すぎる」必要はないのかもしれません。

(それでも私もそうですが、人間ですので状況によって心は動いてしまうとは思いますが。)

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