歴史とは何か?歴史を学ぶ意義とは?歴史認識と時代背景の関係

人類はこれまで数千年の歴史を積み重ねてきました。

私自身、歴史には興味がありますし、そこに悠久の時の流れを感じることもあれば、英雄などの人物に心惹かれることがあります。

ただ一口に言われる歴史とは、一体何なのでしょうか?

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歴史とは何か?権力者の歴史から始まった多様な分野の歴史


(出典「イラストAC」)

歴史とは古くは主に権力者の物語と言えます。

権力者は国をどうするか決める存在で、国の中心人物ですので、権力者がその時代に行ったことが年表に刻まれることになりますし、

権力者がその業績を文字に残させることもあれば、権力者の周囲にいる人物のことも歴史に記されています。

また権力を持つまでには様々なことがあると思いますが、ある意味では「勝てば官軍」と言われるように、勝った権力者にとって都合の良い内容が残されてきた面もあったと考えられます。

一方で権力を握っているわけではなくても、その時代に高い評価を受けた人物のことが文字に残されている場合もありますし、

宗教は古くからありましたが、宗教的な偉人のことが歴史に刻まれることもあれば、中国の古い歴史書「史記」には権力者だけでなく商人や占い師についても記載されています。

また中国の秦の始皇帝の前の時代にあたる「戦国時代」には学問や思想が重視され、学問的な議論や思想の優劣が競い合われ、その盛んな議論は「百家争鳴(ひゃっかそうめい)」と言われますが、老子や孔子、孟子など思想家についても歴史には刻まれています。

古代のような古い時代には、多くの人が農業や漁業など食べ物を確保する労働をすることが多かったと思いますが、

人間社会が進歩していくにつれ一部の権力者に余裕ができるとそこから別の職業が生み出されてきた面があり、現在に至るまで学問や芸術の分野など様々な分野で活躍する人が出てきていますので、

そうした多くの分野で優れた業績をあげた人の歴史も刻まれるようになっています。

つまり歴史はまず権力者の歴史に始まり、社会が発達するにつれて宗教や思想、学問や文化や芸術など様々な分野の歴史が残されるようになり、社会の発展に伴なって歴史に多様性が生まれてきたと言えます。

また国ごとにも違う歴史がありますし、こうしたそれぞれの歴史は時に触れ合い、時にぶつかり、時に交わりそれぞれが影響を及ぼしながら人類の社会が発展してきたと言えるかもしれません。

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歴史とは何か?歴史の持つ物語としての側面

また歴史は権力者やその周りの人たち、その他の様々な分野で優れた業績を上げた人たちのことが記されていて、年表を見ているだけだと味気ないかもしれませんが、

人物に焦点を当ててみれば、そこには物語が浮かび上がってくる面があります。

歴史は権力に近い人物のことが描かれている場合が多いですので、例えば中国の歴史書「史記」には憎しみや妬む人間模様も描かれていて、哀しい運命をたどる人物のことも描かれていますが、

人と人が触れ合う中で友情を育む場面も描かれていますし、「士は己を知る者のために死す」という強烈な思いから死を覚悟して行動する人物の様子も描かれています。

歴史上の人物とはいえ、そこに描かれているのは私たちと同じ人間で、人間くさい物語がふんだんに散りばめられているのも歴史の一つの側面になりますし、

そんな物語の集大成である歴史は人間の本質を浮き彫りにするものと言えるのかもしれません。