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男尊女卑の風潮はどこから生まれてくるのか?
最後に男尊女卑の風潮が生まれる背景について書いておきたいと思います。
男尊女卑の風潮が以前にあったことは否定できないことだと思いますが、
個人的な考えになりますが、現在では違うとしても、
日本の以前の戦争では女性が戦地に行ったという話は聞いたことがありませんので、
戦争が起こると戦地に赴くのは男性だったと思われますが、その場合には、
「女子供を守っているのは男だ」
という意識を男性側が持ちやすくなると思われます。
また戦争が起こればPTSDと呼ばれる精神的な後遺症が起こることが指摘されていますが、
それだけ戦争という現場は、人の精神に強い圧迫を与えるために、
男性の心が受けた強い圧迫のはけ口が、
力の弱い女性や子供に向けられていた側面もあるのかもしれません。
そういう意味では、戦争が男尊女卑の風潮を作り出すのではないかと個人的には考えています。
先ほども書きましたが、性別は生まれる時に誰もが選べるわけではありませんので、
男尊女卑という考えは避けるべきだとは思いますが、
ただ人間の心は頭や理性だけで動くわけではありませんので、
戦争が起こっている地域では男尊女卑の風潮が存在すると思いますし、
再び日本が戦争に巻き込まれるような事態があれば、男尊女卑の風潮が出てきてしまうと思います。
(追記)
私の考える「風潮」というものは、誰もがハッキリと言葉にはしないとしても、
誰もが何となく「こうだ」と思っているもので、社会全体の雰囲気のように考えています。
また人の世の中には権力の構図がありますので、
権力者に逆らえないストレスをほとんどの人が抱えていると思いますし、
そうした逆らえないことで受けるストレスは、立場の弱い人に向けがちな傾向が人間にはあると考えています。
それが悪いということではなく、それが人間の本質であり限界だと思います。
ですので戦争で強いストレスを受けた人が、
そのストレスを弱い立場の人に向けてしまうことは起こり得ると思います。
終わりに
ここでは男女には違いがあることから男女「平等」という言葉に疑問を投げかけ、
ただ性別は誰しも選べるものではありませんので、
少なくとも男女は「対等」であるべきだ、という考えを書かせてもらいました。
また仕事では、女性から一定の割合を管理職に、などの枠組みもありますが、
女性が家事をするべきという風潮のままでは、女性の負担が増えるだけですし、
負担が増えることを嫌って、結局は女性の手が挙がらなくなることも考えられるのかもしれません。
反対に男性が家庭を持った上で、家事と育児を両立しながら管理職というのは難しいことだと思います。
女性の社会進出というのも、「言うは易く 行うは難し」という印象で、
いくつもの手を打ってようやく、というところだとは思いますし、
男性の意識や働き方も、少しずつ変わる必要はあるように思えます。