差別は無くならない?差別意識の要因と私の中にある差別意識

終わりに

競争の原理からは、私たち人類も逃れることはできないと思いますし、

現在でも組織などの群れで生活している中で、

人類の心だけが進化していくことは考えられませんので、

私たちは群集心理からも、離れることはできないと思います。

また権力による抑圧については、徐々にやめていけることができれば理想ですし、

そうした人物が上の立場に立つような社会を築いていく必要はあるのかもしれません。

私は40代で北斗の拳などのマンガを見て育った世代ですが、

力づくや恐怖で人を支配する悪者は、見ていてやはり格好悪いと思いますし、

「力づくや恐怖による支配は格好悪い」という価値観が、

マンガやアニメを通して多くの人に広まって、

現実社会にまで浸透すると良いな、なんて個人的に思ったりします。

またここに挙げた3つの心理は、もしかすると誰にでも当てはまるのかもしれませんし、

誰にでも差別の気持ちはあるから、

だから気をつけておこうと、

少なくとも頭では「意識」し続ける必要はあるのかもしれません。

またもちろん差別的な行為は良くないと思いますが、

差別の気持ち自体はあると認めていた方が、個人的には精神的にも楽な気はします。

またここに書いてきたことは、イジメの原因にもなっているのかもしれません。

ただ私も人をイジメたことはあって、

率先してイジメていたわけではないのですが、

他の人たちがある人をからかっている場面で、同じようにからかってしまったことがあります。

あの時の私も群集心理に流された面はあったのかもしれません。

私の中には差別の気持ちがありますので、

人間は差別の気持ちを0にはできないと考えているのですが、

私たち人間は、その面では哀しい定めを背負っているのかもしれません。

またグローバル化が進んで、そのために格差が広がっているという指摘もあり、

私自身もそう考えていますし、政治的に格差を縮める必要はあると思います。

ただグローバルに活躍する企業では、国籍や肌の色でお客を選ばない方が得をしますし、

現に経済学者も差別をしない方が得をすると指摘しています。

また様々な国で物を売るためには、それぞれの国の消費者の気持ちを知る必要があると思いますし、

グローバルに活躍する企業の中にも、様々な国籍や人種の人が共に働いていると思います。

そうした企業で上の地位に就くには、

国籍や肌の色で差別しない人の方が、組織をまとめるにふさわしいと思いますし、

何より世界的にグローバルに物を売りやすくなると思います。

これは一つの可能性にすぎませんが、

グローバルに活躍する企業が増える中で、

高い地位に就くためには、差別しない方が有利だという認識が、

グローバル化によって広まることがあるのなら、

グローバル化は差別の気持ちを、利で抑える動力にはなるのかもしれません。

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